慈善信託とは?/不動産取引で数量指示売買になるのは?

慈善信託とは

どのようなもの?

 

慈善信託というのは、チャリタブルトラストのことです。

 

慈善信託は、不動産証券化の際に、海外に設立されたSPCの普通株式を無償譲渡された海外の信託会社が、信託宣言※を利用して、自ら委託者兼受託者となり、信託期間満了時に、海外SPCの残余財産を慈善団体に寄付することを契約する信託のことをいいます。

 

※英米法特有の制度です。

 

慈善信託の利用法は?

 

慈善信託は、商法上の株式会社や有限会社等を利用して不動産証券化を行う場合に、慈善信託とケイマンSPCを組み合わせて倒産隔離を図ることが多いです。

 

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数量指示売買とは?

 

数量指示売買というのは、売主が、一定の数量があることを契約において表示し、かつ、この数量を基礎として代金額が定められた売買のことをいいます。

 

具体的には、土地売買で、1u当たり○○万円と単価を定め、○○uあるので総額では○○万円になる、というような売買のことで、単価と数量を乗ずることで代金を定めるような取引のことを指します。

 

登記簿の地積の表示は?

 

最高裁判決では、土地等の売買の際に、売買の対象物を特定するために、登記簿の地積を表示しただけでは、直ちに数量指示売買になるわけではないと判示しています(最判昭43.8.20)。

 

不動産取引で数量指示売買になるのは?

 

不動産取引において数量指示売買になるのは、次のように約定した実測売買といわれるものが該当します。

「実測により面積に増または減があったときには、1u当たり○○万円で清算する」

 

実務上と判例は?

 

実務上の実測売買では、増または減のいずれかの場合も清算するとするのが通例となっています。

 

しかしながら、判例では、数量が不足する場合には適用しますが、数量が超過する場合の適用については認めていません(最判平13.11.27)。

 

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